第8話 アクリルケース その壱 特徴とキズ
昨今、
ディスプレイに使われるアクリルケースについての考察
アクリルの特徴
① ガラスに比べて表面が柔らかい
② ガラスに比べて透明度が高い
③ ガラスに比べて軽く、割れにくい
②と③についてはアクリルの利点であるが、①は弱点でもある
それは「キズが付きやすい」ということ
ここからはアクリルの「キズ」について考察を深めていく
① 乾いたタオルで拭いてはダメ!
② キズの種類
③ キズを修復する
① 乾いたタオルで拭くのは禁忌
タオルのホコリをアクリルにこすり付けることで
「細かい線状のキズ」や「表面の透明度低下」
が発生することがある
また、「アルコール含有」のもので拭くと「ひび割れ」が発生することがある。
↓
ホコリと割れ
② キズの種類
「ホコリをこすった線状のキズ」や「固いホコリをすりつけた深いキズ」
などがある
線状のキズは修復可能な場合もあるが
深いキズは修復不可能なため、十分注意されたい。
↓
赤丸の中 深いキズ(デモゴルゴンの叫び)
③ キズを修復する
線状のキズ=浅いキズ に限っては以下の方法で消える
修復材
専用布(アクリサンデー)
これらを用い、アクリルに塗り込むように拭いていく。
そうすることで線状のキズはだいたい消えることが多い。
くれぐれも「鋭利なもの」「固いもの」で引っ掻くことは
深い傷となり、修復不可能となるため注意されたい。
番外
「割れてしまった!」場合
落としたり、ぶつけたりして、ひび割れたり、欠けたりてした場合は、補修困難となる。
割れた破片を接着することはできるが、元通りにはならない。
ケースの天敵は「ホコリ」。
ホコリの原因は「静電気」
部屋のホコリがケースの静電気で吸い寄せられてくっついてしまう。
ホコリを布で拭いてキズが出来る。
これを防ぐには???
次話へ続く。
次回 第9話 アクリルケース その弐ー「静電気をやっつけろ」